運命のヒト
その瞬間、一面にずらっと写真のサムネイルが並んだ。
もっとも新しいのは、左上。
こないだの初雪の日に、あたしとシロで撮った写真だ。
そして、その他の写真は――
ドクン、と心臓が跳ねた。
「何これ……」
そこにあったのは、どれも撮った覚えのない、あたしとシロのツーショット写真。
シロの方は、あたしの知っている“今のシロ”で。
そしてあたしは。
「……なんで……?」
小学校から、おそらく中学校までの
“いろんな時代のあたし”だった。