運命のヒト

忘れればすむ話だ。

ちょっと頭のおかしな男に出くわしただけ。
そんなヤツのために腹を立てる必要はない。

ましてやショックなんか受ける必要、まったくない。



その夜は友達に誘われて外食した。けれどちっともテンションが上がらず、さっさと別れた。


それから気分転換にふらりと映画館に入り、レイトショーを観た。

が、その選択もすぐに後悔することになった。
< 32 / 415 >

この作品をシェア

pagetop