運命のヒト
Chapter.4
ラブレター
陽が昇り、また落ちてゆく。
その果てしない繰り返しの向こうに、アナタへと続く未来があるのだと。
自分に言い聞かせることで、どうにか立っていられる。
「せっかくのイブなのに、今年は彼氏ナシですよぉ。こないだ忘年会で知り合った人もイマイチだったしぃ」
オフィスの窓から見えるツリーを忌々しげに睨んで、青木さんが言った。
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