PEACH☆
相変わらず余裕の目でアタシを見つめる瞳。
「ちっちょっと待って!!むっ無理だってば!!」
「あ゛?」
やはり市内最強の不良。
迫力がある。
でもここで引き下がるわけにもいかない。
「だから無理です!!ごめんなさい!!」
すると腰に手が回ってきて、無理矢理立ち上がらされた。
顔の距離は数センチ…
話せば唇が触れてしまいそうな…
「つか…お前に拒否権はない」
この時アタシは確信したのかもしれない
『俺のものだから』
甘く囁かれた
甘いコトバ
アタシはもう…この人からは
逃げられないと。