§魂呼びの桜§ 【平安編】
色づく木の幹に







夏の名残のように







残っている







蝉の抜け殻







空蝉















今の藤壺女御は





まさにそのような





空虚な存在





握りつぶせば





ぐしゃりと潰れるーーー






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