あなた色に染まりたい

「俺、これ以上すると……自分を止められる自信がねぇ。」


「止めなくていいよ。」


「え……」


「止めなくていい。」


「……意味わかってる？」




蓮は、あたしの顔を覗き込みながら聞いてくる。




「ん、わかってる。」




少し間を置いて、再び蓮が唇を合わせてきた。


だんだん深くなって……


身体の芯が熱くなって……


とにかく、身体中が蓮を求めている。


なんだかフワフワして……意識朦朧としてきた時、体がフワッと持ち上がった。


そして、ゆっくりとベッドにおろされ……




「抱いていい？」


「うん……抱いて。」




素直な想いを口にした。


その瞬間、蓮はあたしの唇を奪い、何度も角度を変えながらやさしいキスを繰り返したあと、そのまま首筋におりてきた。




「…んッ…」




着ていたＴシャツを脱がされ、ブラのホックを外される。




「紗羽……綺麗だ。」




蓮に見つめられるだけで、身体が疼く。


あたしの身体が、早く蓮が欲しいって熱くなる。