あなた色に染まりたい
蓮に腕枕されながら、その胸に顔を埋める。
さっき蓮からプレゼントされた……左手首に付けられたブレスレットを見ながら、笑みがこぼれた。
「蓮……好き。」
「俺も紗羽が好きだよ。」
そしてまた、唇が落ちてきた。
今度はあたしが蓮の上になって、蓮にあたしの愛をいっぱい注いだ。
「……さ…わッ……すっげ…いー…」
そんな蓮の色っぽい声を聞いて、あたしも身体が疼いてきた。
もっともっと蓮が欲しくなった。
こんなにも蓮に夢中になるなんて、思っていなかった。
それ以前に、また恋ができるなんて、思っていなかった。
辛かった恋を忘れられたこと……
こうやって再び恋ができたこと……
心から愛する人を見つけられたこと……
すべて蓮のおかげ。
これからもずっとずっと蓮と一緒に過ごしていきたい――…