あなた色に染まりたい
「蓮、何観る?」
「何あるの?」
「えっとね……」
持っているDVDを床に並べてみる。
「紗羽さんは何がいい?」
「あたしは何でもいいよ。全部観たことがあるから」
ここにあるDVDは、全て擦りきれるんじゃないかってほどに、何度も見てる。
「そうなんだ……いつもは一人でDVD鑑賞してんの?」
蓮はいろんなDVDを手に取りながら、あたしに質問を投げ掛ける。
「うん、寂しい女でしょ?」
「……んなことない。でもこれからは俺を誘って?一緒に観るから」
「うん、ありがと」
蓮のそのやさしい言葉に、胸があったかくなる。
大輝と別れてから、アウトドア派のあたしが、ほとんど外へ出なくなった。
人と接するのが怖くなったんだ。
だから、DVDをいっぱい買い込んで、たまには借りに行ったりして、休みの日はいつも一人でDVD鑑賞をしていた。
ほんとに寂しい女……
「何あるの?」
「えっとね……」
持っているDVDを床に並べてみる。
「紗羽さんは何がいい?」
「あたしは何でもいいよ。全部観たことがあるから」
ここにあるDVDは、全て擦りきれるんじゃないかってほどに、何度も見てる。
「そうなんだ……いつもは一人でDVD鑑賞してんの?」
蓮はいろんなDVDを手に取りながら、あたしに質問を投げ掛ける。
「うん、寂しい女でしょ?」
「……んなことない。でもこれからは俺を誘って?一緒に観るから」
「うん、ありがと」
蓮のそのやさしい言葉に、胸があったかくなる。
大輝と別れてから、アウトドア派のあたしが、ほとんど外へ出なくなった。
人と接するのが怖くなったんだ。
だから、DVDをいっぱい買い込んで、たまには借りに行ったりして、休みの日はいつも一人でDVD鑑賞をしていた。
ほんとに寂しい女……