あなた色に染まりたい
「蓮、そろそろ準備する?」
「ん、でもその前に……」
「えっ、ちょっ、……んッ…」
蓮があたしに覆いかぶさってきて、激しいキスを繰り返す。
「……れ……んッ…」
「…紗羽ッ……」
結局、流されるままに……
「もーっ、朝からシないでよ」
「ん?」
蓮は何事もなかったように涼しい顔してるし……
「“ん?”じゃなーいっ!」
「はは、紗羽からの誕生日プレゼントもらっただけじゃん」
プレゼント!?
ほんとに、蓮にはかなわないよ。
「さてと、今度こそ準備するか?」
「うん」
時計を見ると、もうお昼近く。
慌てて準備した。