あなた色に染まりたい
「今日は主役だからな」


「ふふ」




主役か……


でも蓮はいつも、あたしを一番に考えてくれている。


誕生日だから特別って訳でもない。


やっぱり蓮って、あたしにはもったいないなぁ。




「あっ、忘れてた」




突然蓮が大きな声を出した。




「な、なにっ!?」




隣に座る蓮が動いて……



チュッ



触れるだけのキスをした。




「ちょっ、蓮っ!?」




いくらコインパーキングだからって、目の前にはたくさんの人が行き来してる。


こんな公衆の面前で……


恥ずかしいっ!


なんて頬を熱くしていたのに……




「…んッ……れ、んっ…」




さらに熱いキスが降ってきた。
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