あなた色に染まりたい
夜景デート
WHITE1
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「お疲れさまでした」
仕事を定時で終わらせ、経理課を出た。
化粧室に入って、このあとのデートのために、念入りにメイクを直す。
今日はイブだからか、このドアの向こう側が、もうすでに騒がしい。
みんな残業せずに帰るのかな。
「よしっ!」
そのまま化粧室を出て、一階に降りた。
早足でフロア内を歩く。
蓮はもう着いてるかな。
蓮はあたしを待たせたことがない。
だから、きっともう着いてる。
そんなことを考えていたら、自然と頬が緩む。
「紗羽」
後ろから呼ばれた声に振り返ると……
「あ、晴希」
「久しぶりだな」
同じ会社に就職したとはいえ、晴希は営業課だし、階が違う。
だからほとんど会うこともない。
「お疲れさまでした」
仕事を定時で終わらせ、経理課を出た。
化粧室に入って、このあとのデートのために、念入りにメイクを直す。
今日はイブだからか、このドアの向こう側が、もうすでに騒がしい。
みんな残業せずに帰るのかな。
「よしっ!」
そのまま化粧室を出て、一階に降りた。
早足でフロア内を歩く。
蓮はもう着いてるかな。
蓮はあたしを待たせたことがない。
だから、きっともう着いてる。
そんなことを考えていたら、自然と頬が緩む。
「紗羽」
後ろから呼ばれた声に振り返ると……
「あ、晴希」
「久しぶりだな」
同じ会社に就職したとはいえ、晴希は営業課だし、階が違う。
だからほとんど会うこともない。