あなた色に染まりたい
だってあのときの鳴海くん……ストーカーが青ざめていたんだもん。
たしか、晴希が『蓮の兄貴は敵には回せないようなやつってことだな?』と言ったら、蓮は苦笑しながら『まぁ、そんなとこです』って言ったんだよね。
敵には回せないようなやつって、どんな人なの?
凄く気になってしまって、本人に会う前に聞いておきたくなった。
「ねぇ、蓮のお兄さんって、何をやってる人なの?」
そしたら、蓮は平然と……
「高校教師」
なんて言う。
「はぁ?」
あまりにも想像からかけ離れすぎていることを言われたから、眉を潜めてしまった。
「何、その不満そうな声」
「え、だって……前にお兄さんは『敵には回せないようなやつ』って、言ってたじゃん」
たしか、晴希が『蓮の兄貴は敵には回せないようなやつってことだな?』と言ったら、蓮は苦笑しながら『まぁ、そんなとこです』って言ったんだよね。
敵には回せないようなやつって、どんな人なの?
凄く気になってしまって、本人に会う前に聞いておきたくなった。
「ねぇ、蓮のお兄さんって、何をやってる人なの?」
そしたら、蓮は平然と……
「高校教師」
なんて言う。
「はぁ?」
あまりにも想像からかけ離れすぎていることを言われたから、眉を潜めてしまった。
「何、その不満そうな声」
「え、だって……前にお兄さんは『敵には回せないようなやつ』って、言ってたじゃん」