あなた色に染まりたい
LOVE3
二人で車に乗り込んで、今度こそ温泉へ向かった。
「紗羽、ごめんな」
ハンドルを握りながら真っ直ぐ前を見据えて、申し訳なさそうに謝る蓮。
「何が?」
「兄貴だよ。ほんと調子よすぎ」
まあ確かに、同い年とは思えない感じだった。
どちらかというと、蓮の方がお兄さんっぽい。
蓮は必要以上に落ち着いてるところがあるからかな。
それでも、落ち着きだけの問題じゃないような気もする。
「蓮とはタイプが違うよね」
「タイプ?」
「うん、なんか凄く自由人な感じがした」
「はは、自由人?確かにそうかもな。じゃねぇと、族なんかやってらんねぇよな」
族……
しかも総長。
しかもしかも、そんな過去を持っているのに今は教師とか、ほんとにあり得ない。
やっぱり蓮とはタイプが違う。
ていうか、違いすぎる!
これじゃ、ストーカー鳴海も青くなるはずだよ。
「紗羽、ごめんな」
ハンドルを握りながら真っ直ぐ前を見据えて、申し訳なさそうに謝る蓮。
「何が?」
「兄貴だよ。ほんと調子よすぎ」
まあ確かに、同い年とは思えない感じだった。
どちらかというと、蓮の方がお兄さんっぽい。
蓮は必要以上に落ち着いてるところがあるからかな。
それでも、落ち着きだけの問題じゃないような気もする。
「蓮とはタイプが違うよね」
「タイプ?」
「うん、なんか凄く自由人な感じがした」
「はは、自由人?確かにそうかもな。じゃねぇと、族なんかやってらんねぇよな」
族……
しかも総長。
しかもしかも、そんな過去を持っているのに今は教師とか、ほんとにあり得ない。
やっぱり蓮とはタイプが違う。
ていうか、違いすぎる!
これじゃ、ストーカー鳴海も青くなるはずだよ。