あなた色に染まりたい
「ねぇ、蓮の誕生日っていつ?」
「7月12日。」
「え!?もうすぐじゃん!」
いつも蓮に甘えてばかりだから、あたしも蓮のために何かしたくて……
でもカレカノってわけじゃないから、なにかきっかけがほしくて聞いた誕生日。
来週じゃん!!
しかも、飲み会の翌日。
「何かほしいものとかあるの?」
「ほしいもの?……うーん。」
あたしから視線をそらし、考え込むような体勢をとった蓮。
でも、すぐに見つかったようで……
「あ、あった……ひとつだけ。」
「なになに?」
あたしが詰め寄って聞くと、蓮は真剣な顔をして、あたしを見つめながら……
「紗羽さん……俺は、紗羽さんしかいらない。」
トクン―…
と、胸が音を立てた。
何?今の……
ドキドキドキドキ……
途端に、心臓が暴れ始めた。
何これ……
ちょっと!これじゃ、あたしが蓮のことを好きみたいじゃない!?
えっ、好きなの!?
でも、大輝を想っていた時の気持ちとは全然違うし。
「7月12日。」
「え!?もうすぐじゃん!」
いつも蓮に甘えてばかりだから、あたしも蓮のために何かしたくて……
でもカレカノってわけじゃないから、なにかきっかけがほしくて聞いた誕生日。
来週じゃん!!
しかも、飲み会の翌日。
「何かほしいものとかあるの?」
「ほしいもの?……うーん。」
あたしから視線をそらし、考え込むような体勢をとった蓮。
でも、すぐに見つかったようで……
「あ、あった……ひとつだけ。」
「なになに?」
あたしが詰め寄って聞くと、蓮は真剣な顔をして、あたしを見つめながら……
「紗羽さん……俺は、紗羽さんしかいらない。」
トクン―…
と、胸が音を立てた。
何?今の……
ドキドキドキドキ……
途端に、心臓が暴れ始めた。
何これ……
ちょっと!これじゃ、あたしが蓮のことを好きみたいじゃない!?
えっ、好きなの!?
でも、大輝を想っていた時の気持ちとは全然違うし。