奇跡みたいな奇跡
「ねぇ、今日たっちゃんの
お墓参りにみんなで行かない?」

わたしがそう言ったことで
聡哉が驚いていた

「お前・・・
あのことだけで強くなったな」

あのことだけって・・・
あのことは本当に私の人生に中で
一番大切だって思ったぐらい
大切な場面なんだから

「うん・・・
たっちゃんはきっと私がこなくて
悲しんでいると思うしね」

「お前が言うなよ」

えっ?えっ?
ていう顔をしたらみんなに笑われた

「まぁいいや
聡哉、たっちゃんのいるとこ
教えてよ」

私はニコッと笑った

「おう。
分かった」


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