奇跡みたいな奇跡
そして、公園についたら
たっちゃんが時計の下で待っていた

ドキン…

たっちゃんを見ただけで
すごく心臓の音が激しく聞こえてきた

いつも見ているのに…

私は髪をもう一回鏡を見て
服がしわになっているところを伸ばし
一呼吸してたっちゃんのところに向かった

「たっちゃん!」

私の声に気付いたのか
笑って、大きく手を振ってくれた

大丈夫かな
服、変じゃないよね

私はたっちゃんの前にたった

たっちゃんはまた笑顔になり
私の頭をポンッとのっけた

「乃ノ香。すっげぇー可愛い」

たっちゃんは少し頬を赤らめ
言ってくれた

「ほんと?」

「うん」

私も笑顔になった

悩んだかいがあった
良かったおかしくなくて

「たっちゃんも可愛いよ?」

そう言うとたっちゃんは笑顔を止め
不思議に私を見た

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