奇跡みたいな奇跡
「なんで?俺って変か?」

何だろう
格好とかじゃなくて動作が
可愛かった
頬を赤らめてたとことか

「変じゃないよ。カッコイイよ」

私がそう言うとたっちゃんは
余計こんがらがったのか
眉間にシワを寄せた


「まぁ、いいじゃん?
どこ行くの?」

「あーうん。秘密」

「え~教えてよ」

何回も聞いたが
答えてはくれなかった

遊園地でもないよね?
どこだろう

そうやって考えているうちに
もう着いたみたい

「ここ」

たっちゃんが指さす方には
大きな建物だった
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