奇跡みたいな奇跡
「大丈夫?」

そこには目のくりっとした
肩ぐらいのはねたかみのけの
女の子がじっと見ていた

「え?」

声をかけられるって
思ってなかったから少し
とまどった

「なんか、ボーッとしてたから」

その女の子は
ニコッとして手をさしのべた

「こんにちわ
これからあなたの友達の
色園 友恵(しきぞの ともえ)
よろしく」

友達になってっていつ
言ったっけ?
おかしな子だな

「あ!笑った!!」

友恵ちゃんは嬉しそうに
はしゃいでいた

え?!
笑ってた??

私は口をおさえた

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