奇跡みたいな奇跡
友恵ちゃんの顔
がパァーッと明るくなった

もしかして・・・?

「私も1-7!!」

友恵ちゃんが抱きついてきた
それに私も抱きついた

「やったー!!」

1から10組までクラスがあるのに
同じ組とは奇跡にちがいないよ!!

なんか、小さいころからの親友
みたいにはしゃぎあったし
嬉しかった

・・・けど
たっちゃんがいたらどんなんだろう
友恵ちゃんという
友達が出来たことを知らせたかった

「コラァーーーー!!」

ふと思うとジャージ姿の怖い顔をした
おじさんというか
30代後半ぐらいの人がこっち
にやってきた
きっと先生だろう

「いつまでここにいる気や?!
もうすぐ入学式、始まんぞ!」

周りをみると
私と友恵ちゃん2人だけしか
いなかった

「はよ体育館いけーーーー!!」

怖い顔をした先生が人指し指
を勢いよく体育館を指した

「ヤバイよ!!
もうすぐ始まっちゃう!!」

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