奇跡みたいな奇跡
「っていうか2人は中学からの
友達?」

「っえ?ううん今日知り合った」

横を見ると友恵ちゃんはコクっと
首を縦にふっていた

「そっか、なんか乃ノ香がこんな
すぐに友達になるって珍しいな」

そっか、私いつも口下手だし
人見知りだからすぐに
友達になれない方だったから

私が思っているうちに
2人はあいさつをかわしていた

「んじゃ行くか1-7に」

「うん」

・・・・!!

「っえ?!聡哉も7組??」

クリっとした目が私に向いた

「そうだけど?」

うそっ
聡哉も7組だったんだ
奇跡みたい

っていうか
奇跡か・・・?

「ほらっどーしたの?行くよ!」

友恵ちゃんは私の肩をぽんっとったいて
不思議そうに見ていた

「うっうん」

私は我に返り急いで2人のもと
にむかった



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