奇跡みたいな奇跡
ドンっ!!

一瞬強い衝撃がくらった

「痛っ」

強い衝撃で尻をうってしまった
お尻がヒリヒリする

「ごめん大丈夫?」

男の声だ・・・
私は怒りでいっぱいだった

「もうっ!何を...」
____
  ____

うそっ
うそでしょ?

「たっちゃん?」

私の前にいたのは
あの懐かしい香りがよみがえっていた

黒髪で少しみんなよりもながくて・・・
そうそう・・・身長もこんな感じで
私と比べると私はたっちゃんの肩ぐらいしか
なくて

「ぷっ」

ふと我に返った

「おしいな、たっちゃんって呼ぶなら
てっちゃんかな?」

「っえ?」

たっちゃんに似た人はおかしそうに
笑っていた

「俺、黒上 哲(くろがみ てつ)
君は?」

もうお尻のヒリヒリの痛み
は感じなくなっていた
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