奇跡みたいな奇跡
過去の苦しみ
私の目は腫れていた・・・
なんでだろう

「うわっ腫れてんじゃん」

友恵ちゃんは目を大きく開いていた
ましてや瞳が大きいのに

「っていうかさぁこないだの話
なんだったの?」

私は何のことか分らず首を
傾げた

「なんか、聡哉と話してたじゃん」

あーあ・・・
そのことか、まだ友恵ちゃんには
私の過去を話てなかったっけ?

もう、友恵ちゃんと友達
になってから3か月もうはなそっかなぁ
なんか隠し事してるみたいで嫌だし

「うん・・・友恵ちゃんに話すよ」

私は過去を話した
今も好きなこと
たっちゃんにクローバーのネックレス
をもらったこと
聡哉はたっちゃんの幼なじみということ

そして、たっちゃんに似てる人
がてっちゃんなこと

私は自分で話すのがすごく辛かった
そんな私を友恵ちゃんはじっと
見てうん、うんと言いながら聞いてくれた

「そうか・・・乃ノ香ちゃんにそんな過去があったんだね」

それに・・・とつけたして私の首
の方に指を向ける

< 41 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop