奇跡みたいな奇跡
「そのクローバーのネックレス
すっごい大事そうにもってたもんね」

友恵ちゃんはニコッと笑ってくれた
そんな優しさに私はすごく心
が熱くなった

友達っていいなって本当に思った
今すごく心がどす黒いのと
優しい温かさがまじっていた

「でも、前好きだった人
がここにいるって奇跡だね」

うん。
本当にそう思う
この頃奇跡ばっかりだ

でもこの奇跡がたっちゃんからの
贈り物かなと思ったりする

「ごめんっ今から部活
行かないといけないんだ」

私に気をつかってくれたのか
すごく不安そうに私を見ていた

「あ。やっぱやめる」

友恵ちゃんは苦しそうに笑っていた
本当は行きたいんだろうなぁ

・・・ほら
また私のせいで迷惑してる
甘えちゃいけないんだ

「ううん私は大丈夫!
行っておいで」

私は出来るだけ明るく言った
友恵ちゃんはでも・・・と
不安そうに私を見ていた


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