奇跡みたいな奇跡
「友恵ちゃんの部屋カワイイっ!!」

友恵ちゃんは興奮していた

「ハァッなんでお前来んだよ!?」

聡哉はすこし怒り気味だった

「そりゃあ心配だったから」

てっちゃんは顔は笑ってるけど
声は怖い

「みんな・・・ありがと」

涙が出そうだった
心がものすごく熱い・・・

でも泣いちゃいけないと思って
唇をかみしめた

「大丈夫?」

てっちゃんは私に近づき
寝てる私の位置に顔が近づいてきた

ひゃっ
すごい至近距離なんですけど・・・

てっちゃんはすごく不安そうな顔
を私に向けた

ドキッ
その顔・・・すごくたっちゃん
に似てる・・・

てっちゃんは優しく私の頭をなでた



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