奇跡みたいな奇跡
「なにしてんだよ?」

聡哉・・・

「聡哉くん・・・」

5人組みはおろおろして
すぐに去って行った

「大丈夫か?」

「聡哉っっ」

私は聡哉の両腕を強く握った
すごく痛かった
怖かった・・・

それを涙で表した
その時

ぎゅっ

聡哉は私を強く抱きしめた

「もう大丈夫だ・・・」

その優しさにまた涙が出た

「聡哉・・・シクッ・・」

私も聡哉の服を強く握った

「俺が守ってやる・・・乃ノ香の全部を」

聡哉はもっと強く抱きしめてきた

えっ?とも言えなかった

聡哉は抱きしめてた手を離し私に微笑んだ



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