奇跡みたいな奇跡
「いらっしゃいませ~
こちらの席にどうぞ」

優しそうな背の高い人
に一礼

「少しお待ちくださいませ」

として1分後ぐらい

「メニューをお持ちしました
どれになさいますか?」

ありがと・・・あれ・・・?
さっきの背の高い人じゃない
っていうかどこかで見たことが
あるような・・・

茶髪でカールで巻いてあって・・・
美人で私より下ぐらいで
もしかして・・・

「っあ、あの!」

「どうかされました?」

女の人は首を傾けて目を大きく開いていた
その動作がまた美人さをひきだてている

「てっちゃんって知ってますか?」

「てっちゃん?」

「あっ黒上 哲くんです」

「もしかしてそこのですか?」

女の人が指を指した方向には・・・

「てっちゃん!?」


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