Brilliant Dream
次の日のことである。琴那は、いつも通り昼ご飯を食べにB組の教室に入った。しかし、緋波が琴那をハブにしたのだ。

「みんなグレーだねー」

─え?今なんて…。

この日の琴那の服装は、黒だった。グレーなんて1つもなかった。

─ハブかれた。あの話し合いは、何だったの?

琴那は、ギクシャクしながら昼ご飯を食べた。週明けから頑張ろうとも思った。



週明け。家の近くのパン屋さんでパンを買ったという話題ができた琴那は、今日からまた頑張ろうという気持ちで学校に行った。
しかし、学校に着いてB組の教室に行ったとき、話題を話すどころではなかった。

─仕方ない、昼休みにしよう。

昼休みになり、またB組の教室に行った。

「お待たせー」

しかし、姫香、芙由、緋波の3人は、もうすでに昼ご飯を食べながら話していた。
その話の内容は、他人の悪口だった。

─こんな話苦手。こんなんじゃ、話に入れない。
< 17 / 39 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop