Brilliant Dream
次の日。ついに琴那は、愛海の前で弱音を吐いた。

「もう頑張れない…」

「まじか…」

「うちはみんなの中に入ってない…」

「そんなことはないと思うよ」

「…っ。ひな…この前の話し合いのこと…忘れてるみたいで…」

「まじかよ…」

愛海は琴那をなだめた。



そして、放課後は姫香と帰った。その帰り道のことである。

「自分にばかり話しかけないでくれる?」

「え…うん…」

「このままじゃ、もう遊べなくなるかもね。2人とももう諦めかけてるよ」

「…」

─ウザがられた?今までのことは全部嘘だったの?

琴那は呆然としながら家に帰った。
< 18 / 39 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop