Brilliant Dream
琴那はB組に行った。すると、愛海に話しかけられた。

「こな、おはよう」

「おはよう」

「元気ないね」

「ホントは今日、学校行きたくなかったんだ…」

「こな、それ顔に出てるよ。こなは思ってることが顔に出やすいんだね」

「そうなんだよー。前にも誰かに言われたことあるんだー。そういえば、姫香ちゃんは?」

「まだ来てないよ」

「そっか…」

「何か用事?」

「昨日のことでちょっと…」

「1人で大丈夫?」

「たぶん…」

そう話していると、姫香がB組の教室に入ってきた。
しかし、琴那は姫香を避けるようにして教室を後にした。

─あんなこと言われたから、やっぱり無理だ…。
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