Brilliant Dream
蓮は琴那に何があったのか聞いた。

「何があったんだ?」

「友達と話し合いをしたんだけど、ボロボロに言われて…」

「まじかよ…」

「かわいそうだから友達にしたとか、かわいそうだから遊びに誘ったとか、よくそんな性格でボーカルやバイトやっていけたよねって言われて…」

「琴…それ、友達に裏切られてるよ…。何があっても、本当の友達ならそんなこと言わないだろ…」

「友達が、『関わるな』ってその友達に言われたみたいで。精神患者と関わるのはいけないのかなって思ったし…」

「統合失調症だもんな、琴。でも、この世に関わっちゃいけない人なんていないんだよ。『関わるな』っていうのはおかしいと思うぜ」

「墓穴を掘ってることにも、気付かなくて…」

「オレだって、気付かないことあるぜ?気にするなよ」

「そうだ」

「?」

琴那は蓮にアニメグッズとお菓子を渡した。

「これ…あげるよ」

「え…いいの?」

「うん」

「ありがとう」

「いいえ」

「お菓子は一緒に食べようぜ!」

「うん。レンレン、今日泊まっていい?」

「いいよ」

琴那は蓮の家に泊まることにした。
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