Brilliant Dream
次の日、琴那の家に恋那が来た。

「琴那ー」

「あ、姉ちゃん。いらっしゃい」

「最近、学校はどう?」

「友達と決別したさ…」

「まじで?」

「うん…」

琴那は、この後も学校のことを話した。そして、恋那に進路変更のカミングアウトをした。

「姉ちゃん、あのね…」

「何?どしたの?」

「実はね…進路変更したいんだ…」

「どこに?」

「…声優…」

「そっか…琴那の長年の夢だもんね。でもなんで急に?」

「決別した友達に、ボーカルやってたことバカにされて…。それで、声で見返そうと思って…」

「そっか」

「学校とか、どうしよう…」

「お金かかるもんね…。あら、琴那が中学のときに買ってたアニメ雑誌じゃない…。買ったの?」

「うん。で、声優学校の特集やってたから、資料請求したんだ」

「動き始めたんだね。でも、学校のことは考えさせて」

「わかったよ」

琴那は恋那にカミングアウトすることができた。
2人は違う話もして、数時間後に恋那は帰った。



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