生徒会長様と下僕(?)の優雅な1日
それは久しぶりに、芽瑠が家族以外の人と喋った日となった


「そうか
俺は珱の……まぁ友達
芽瑠は、いくつ?」


「…中1」


また、頭を撫でられた


「芽瑠は、何かイヤなことがあった?」


「…?」


なんの脈絡もなく問いかけられた


「友達とかと遊んだりしねぇの?」


「……したくない」


触れてほしくなかった話題に、口調が固くなる


「何があったか、多少は珱から聞いてる
……悪かったな、こんなこと聞いて」
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