変態Tと友人タロの何も起きない日常
――――それから1か月
その部屋には一人で笑う、青年の姿がありました
T「だから、俺がお前を立派なMにするって!」
T「とか、言ってほんとは嬉しいんだろ?」
T「はいはい、そうだね、筋肉だね」
大屋さんは今でも思います
あの青年を入居させて良かったのか?
止めさせたほうが良かったのではないか?
でも、今となってはもう何も出来ません
T「お前が困っていることに気付けなくてごめんな」
T「ありがとな・・・、よし!タロ!
筋肉ワッショイ筋肉ワッショイ!」
一人分の笑い声が部屋に反響する
今日もまた
とあるアパートの一室は
とても賑やかである