あなたに

出会い



今は王子たちが登校してくるという


正門の内側に待機中です



「杏樹!なんて興味なさげなの!!」


「・・・・暇なんだもん」




そう。来るというから待っているのにもう

5分もたっている為

私はしびれを切らしているのだ



「だからって木に登って寝ようとしないの!!」


あの木の上気持ちよさそうなんだもんなぁ



「早くこいよな・・・・」


「遅くなってごめんね?杏樹♡」


「・・・・・・?????」



今背中がものすごくゾワッってしたぞ



「・・・・・・・あ・・・・杏樹」


「どしたの?燈琴可愛い顔が台無しじゃん」


「俺の事無視なの?杏樹♪」


「どちら様?」


「・・・・・・・え?」


「・・・・へ?」



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