あなたに


イラッ・・・



「(やばい・・・杏樹がキレそう)

 杏樹?ココ公衆の場だからね?」


公衆?・・・・・あっ。


「会計さん?」


「ん?」


「そのフェロモン私には効果ないので

 やめてください」



「え?うっそ!?」


何こいつ・・・イラッ


「杏樹?」



「名前呼ばないでくれます?会計さん」


「どうして?」


もう・・・・無理


「どうしてだと?

 私はあんたのことなんか知らないのに

 なんで馴れなれしく名前呼ばれなきゃ

 いけないわけ?

 わかる?ココはあんたが一生徒の名前なんか

 呼ぶと後が大変なことに何のよ・・怒」




「(杏樹~!!!!!!)」



・・・・・・あぁ。やってしまった


この状況どうしよう!!!!!


「ふっ」


「ふ?」


「ぶわっはっはっは!!!!!!!

 杏樹やっぱりいい!!!」



ものすごい笑われてるんですけど


「おーい!慶!!先いったら和君に

 怒られちゃうってばぁ!」


「くっく・・・蘭か」



「んもぉー何やってんのさぁ

 僕が和君に怒られちゃうんだよ?」


「ごめんごめん。今姫さんとお話し中だったんだよ」



「姫?」


今来たのはクリーム色の髪がふわんふわん

してる甘系男子。



誰?




「コソッ。杏樹この方は知ってるよね?」


「ううん。誰?」



なんだか燈琴がヒソヒソ話すので

私もヒソヒソ話すことに


「あの方は篠 蘭君だよ」


「さっきいってた?」


「そうそう。書記担当の」



あーコイツも生徒会かよ

イライラしないのは

可愛い顔してるからだな(笑)←



「ねぇねぇ」


話しかけられたんですけど・・・


「なに?」


「君が佐伯 杏樹ちゃん?」


っく!!

可愛すぎる!!!




「そうですけど」


「かっわいい!!!!!」

いやいや・・・





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