羽田くんとうさ子の関係。




「みぃくん…あたし、また失恋しちゃった」



“失恋”

その言葉を口にした瞬間、止まっていた涙がまた溢れた。



「みぃくんっ」



みぃくんに抱きついて声を出して泣いた。



「うー…声が枯れてもいいから、思いっきり泣け」



そう言ってくれたみぃくんの手は優しくあたしの背中を撫でてくれた。
























何分?


何時間?


あたしは時間を忘れるほど涙を流した。




「…うー、落ち着いたか?」



「うん…ありがとう」


お礼を言ってみぃくんから離れる。




「話…聞いていい?」



みぃくんはあたしが話すまで待ってくれる人。

でも、今日のあたしを見て、待つことはできなかったらしい。




「みぃくん…話を聞いてくれる?」



「うん、ゆっくりでいいから聞かせて」



「うん」



あたしとみぃくんはソファに座った。






そして、ゆっくり羽田くんのことを話した。


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