羽田くんとうさ子の関係。




「あのね…_____」




オレンジジュースを貰った日から今日までのことをゆっくりみぃくんに言った。




「________………彼女いたんだって」



すべてを言い終わるとみぃくんの頭を優しく撫でた。




「そっか…____」



「みぃくん…あたし本当に恋愛運悪いよね…」



「そんなこと言うなよ…」



「……」



「なぁ、うー…羽田くんのこと諦めるのか?」



「……分からない」


諦めたらきっとラクになれる。

でも、そんな簡単には諦めることなんてできない。




…だって大好きなんだもん。



前の恋を比べるのは可笑しいことだけど、亮平を好きだった気持ちの時とは遥かに大きい羽田くんへの気持ち……_____。



「すぐ諦められる?忘れられる?」



「……」



みぃくんはあたしの分身。


あたしが笑えば、みぃくんも笑い

あたしが泣けば、みぃくんは悲しむ。


あたしが悩めば、みぃくんは一緒に答えをみつけてくれる。





あたしのことを気持ちを誰よりも分かってくれるあたしの大好きなお兄ちゃん。


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