羽田くんとうさ子の関係。




「確か21時になる10分前くらいだったかしら」



「えー…」



21時になる10分前だったら、どっちにしてもバイト中だったから会えなかったんだ…。




「ハァ…」




久しぶりに会いたかったな…。



「そういえば宇佐美、ご飯は?」



「後で食べる…先にお風呂入るよ」




あたしは自分の部屋に入ると、すぐに鞄から携帯を取り出し、メールを作成する。


送信者なんて1人しかいない。





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今日家に来たんだね。

もう少しいてよね!


*宇佐美*

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送信すると、携帯をベッドに投げてお風呂に行く準備をした。



ドアを開ける前にもう1度携帯を手にとった。




「……新着メール無しか」



前まではすぐにメール返ってきてたのに…。


何も表示しないただの待ち受け画面を見て自然とため息しかでなかった。

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