羽田くんとうさ子の関係。
「234円な」
「はいよ」
「え、羽田くん!何してるんですか」
それ、あたしのアイスなのになんで羽田くんが払ってるの…?
「ほら」
羽田くんは会計を済ませたアイスとオレンジジュースが入っている袋をあたしの手に渡す。
「お金…」
「大丈夫だ、払い済みだ」
「いやいや、分かってますから!」
目の前で見てたし!
「あたし、払います」
「別にいーよ。俺の奢り」
「そんないーです!奢られる理由がありません!」
「奢るに理由がいるの?それなら、原田ちゃんが元気になれますよーにってことでの奢り」
「なんですかそれ…」
「早くこの俺様が奢ってあげたアイスとオレンジジュースを飲んで元気出して?」
羽田くんはそう言うと、あたしの頭をグチャグチャにした。