恋の魔法と甘い罠
さっきまでは羽織を羽織っていたから気にならなかったけれど、背の高い和泉さんの浴衣姿はめちゃくちゃかっこよくて。
その上襟元から程よく覗いている胸元に物凄く色気があって、思わず視線をそらしてしまった。
じわりじわりと熱くなっていく頬を隠しながら、
「和泉さんが風邪を引いちゃうから」
そう言って羽織を差し出す。
そんなあたしに、
「俺は大丈夫だから玲夢が羽織ってろって」
和泉さんは半ば押し付けるようにそれを押し返してきたけれど、
「あたしだって大丈夫です! 全然寒くないですからっ」
そう言って負けじと差し出す。
和泉さんと一緒にいると予想外に体温が上がるからか、身体が熱くなる。
寒いどころか、場合によってはむしろ暑いくらいだもん。
その上襟元から程よく覗いている胸元に物凄く色気があって、思わず視線をそらしてしまった。
じわりじわりと熱くなっていく頬を隠しながら、
「和泉さんが風邪を引いちゃうから」
そう言って羽織を差し出す。
そんなあたしに、
「俺は大丈夫だから玲夢が羽織ってろって」
和泉さんは半ば押し付けるようにそれを押し返してきたけれど、
「あたしだって大丈夫です! 全然寒くないですからっ」
そう言って負けじと差し出す。
和泉さんと一緒にいると予想外に体温が上がるからか、身体が熱くなる。
寒いどころか、場合によってはむしろ暑いくらいだもん。