恋の魔法と甘い罠
けれど訊きたいものは訊きたい。
だから和泉さんが口を開くのを待っていると、あたしがじっと見ていることに気づいたのか、ちらりと視線を寄越してきてぼそぼそと口を開く。
「あー、まあ……あれだ」
あれ、ってなに?
「そのうちわかる」
けれどそれはとても曖昧なもので。
そのうちっていつ?
それを教えてくれるのかなと、その先の言葉をずっと待っていたけれど、待てど暮らせどなにも出てこなくて。
えぇっ!? 教えてくれないのっ!?
凄く気になるのに!
そんなモヤモヤした気持ちを抱えているあたしをよそに、
「で? 玲夢はどうなんだ?」
と、話題を変えてきた。
しかも『どうなんだ?』ってなにが?
だから和泉さんが口を開くのを待っていると、あたしがじっと見ていることに気づいたのか、ちらりと視線を寄越してきてぼそぼそと口を開く。
「あー、まあ……あれだ」
あれ、ってなに?
「そのうちわかる」
けれどそれはとても曖昧なもので。
そのうちっていつ?
それを教えてくれるのかなと、その先の言葉をずっと待っていたけれど、待てど暮らせどなにも出てこなくて。
えぇっ!? 教えてくれないのっ!?
凄く気になるのに!
そんなモヤモヤした気持ちを抱えているあたしをよそに、
「で? 玲夢はどうなんだ?」
と、話題を変えてきた。
しかも『どうなんだ?』ってなにが?