恋の魔法と甘い罠
普段会社であったとき、こうやって名前で呼び合うことはない。
だけどこんな風に二人きりの場合はそう呼ぶときもある。
といっても、部署も違うし、滅多に顔を合わせることもないし、なんといっても慎也さんとあたしの関係は秘密。
そんな二人が普通に話しているだけでも、変に思われたりするかもしれない。
だから、社内ではほとんど話すこともない。
それでもこうやって慎也さんに声をかけられた時だけ話したりする。
「今日も行くから」
「えっ……」
今までなら、こんな風に言われたら顔がにやけてしまうのを必死に堪えながら「待ってます」と言っていた。
でも今は……。
慎也さんが来てくれるのは凄く嬉しい。
でもそれは、慎也さんが一人だということが前提での想いで。
奥さんがいるのならそれはまた別の話。
昨夜のように、また流されたくはない。
だけどこんな風に二人きりの場合はそう呼ぶときもある。
といっても、部署も違うし、滅多に顔を合わせることもないし、なんといっても慎也さんとあたしの関係は秘密。
そんな二人が普通に話しているだけでも、変に思われたりするかもしれない。
だから、社内ではほとんど話すこともない。
それでもこうやって慎也さんに声をかけられた時だけ話したりする。
「今日も行くから」
「えっ……」
今までなら、こんな風に言われたら顔がにやけてしまうのを必死に堪えながら「待ってます」と言っていた。
でも今は……。
慎也さんが来てくれるのは凄く嬉しい。
でもそれは、慎也さんが一人だということが前提での想いで。
奥さんがいるのならそれはまた別の話。
昨夜のように、また流されたくはない。