人気歌手とカリスマモデル
「カリスマモデルの素っぴん~ガキだな。」



「うるさいわね…
てゅうかさ聞いてんの?
不法侵入!!警察言うよ?」



「あ!俺のデビュー曲まで!マジで俺のファン?」



コイツ…話聞かない…



「あのね、言っとくけど
曲が好きなの!アンタなんて興味ないから!」



「生意気な奴。
でも初めてみた。俺の歌だけを聞いてくれる奴」



ちょっとだけ寂しそうな顔。



なんなの。



「…声。」



「は?」



「声が好きなの。
詩も好きだし。」



「ふ…。」



なんなのこの嬉しそうな顔~



キュン…



って何キュンってしてんのよ…



「ウサキってさ、学生だろ?何で1人暮らしなんだよ。」



「よく知ってるんですね…1人暮らしは気分なの。
アンタに関係ないじゃん。」



「ま、そうだよな~。
っし、腹へった。俺昨日から何も食ってねーの。」



「へぇ~」



って…。


何子犬みたいな目で見てんのよ…



てゅうかさ、人のベッドでくつろぎ過ぎなんだけど…



「作ってよ。」



「は?」



「引っ越してきたばっかで何もねえのわかるだろ?
オムライスでいいよ~」




「つくんねえよ…」





「作って?」



目から光線出てるし…



サラサラのブロンド
顔は美形…整いすぎてる。

そんな奴がハスキーボイスで…


そんな奴が子犬みたいに…



詩音マジック…


これにひっかかる女が
沢山いるんだな…




はぁ



「ちょっと待ってて…」




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