人気歌手とカリスマモデル
礼斗さんに連れられ、
やって来た楽屋。


「詩音~連れてきた~」



「おっ。サンキュっ」


久しぶりに見た詩音。



かっこよすぎる。



また彼女になれるんだよね?




う゛う~


ヤバイよ。また涙がっ



「うわっウサキ!泣くなよ。」



「詩音~またやり直してくれりゅっ?」



「別れてねーし。




ぎゅうっと抱き締められた。



「詩音好き。」



「俺様もだ。バカウサ。
あのな、由紀子の事。
俺は確かにアイツと付き合ってた。けどな、アイツは
所詮俺の顔だけで、
俺の事なんて好きじゃねーんだ。







詩音。。。


俺の過去。


新人だった頃、活躍してた女優由紀子に出会った。


人目惚れだ。



でもそれはすぐに崩れた。


由紀子は俺の体と顔だけで、


また新しい奴に乗り換えた。



そんで決めた。



傷付くくらいなら、
女を使って、



もう二度と恋はしないと…




「でもな、もう過去は関係ねえ。」



「うん。」



「気ずつけちまってごめんな。」




「うん。」




ゆっくり体を離し、
キスを落とした。




ヤベ~



久々のキスとまんねえ…



「な、押し倒していい?」



「ダメ…」




わあってますよ~



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