人気歌手とカリスマモデル
結城


スキャンダル王sion。


まさかマジで隣とは…



最近ある気持ちに気づいて
距離置いてた。



けど、やっぱり会いたくなって、会いに来た。



連絡すれば良かったんだけど、距離置いてたから
連絡しずらくて押し掛けた。



階段で待ってたら
仕事終わりのウサキが帰ってきた。



「わわわっ!!結城!
何!?どうしたの?」



「よっ…」



「最近さ、機嫌わるかったし、避けてた癖に…」



「いや…それは…」



気づいちゃったんだよ…



俺。



なんて言えなくて、
困ってたら、



「とりあえず中入りなよ。」



「おう。」



久々に入ったウサキの部屋。



「な、隣マジでsionなの?」



「そうだよ。変なのが隣に来たもんだよ…全く。
不法進入だし…この間なんてね、久々のオフだから郁と遊ぼうと思ったのに、
ご飯作らされたんだから~」



ウサキ…楽しそうに話すんだな…



メールだってちょこちょこしてるみたいだし…



俺にはメールなんてしないくせに…



メアドのメモを見たとき
破ってやろうかと思った。



でもウサキの顔。
嫌そうじゃなかった。



長年居るからわかる。



俺とウサキは中学ん頃からの中で…


最初はただのセフレ。

お互い欲を満たすだけの中。


だけど、ウサキと居るときがいちばん楽で、


可愛くなって、



好きになった。



他の女よりも誰よりも…



ウサキは恋なんかしないってわかってたから
この関係でもいいと思った。



ウサキも俺以外最近やってないみたいだったから。



でもそれがあのsionが
現れっちまったから。



そろそろ我慢できねえんだよね。



「結城?どうしたの?
ボーってして…」



「キスしろよ…」



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