人気歌手とカリスマモデル
撮影終了。


「郁~久々圭さんとこ行こ 」



「悩みなら聞きますよ~」


悩んでる…わけじゃないけどなあ~。



撮影終わってから
圭さんの所。



やっぱり落ち着くなあ~。


「ウサキ、ほいココア~
悩やんでる時はココアがいちばん」



「なにそれ~。てゅか悩んでるわけじゃないよ?」



「顔に悩んでるって書いてあんぞ。」



「で?何悩んでんの?
恋の悩み?」



「こ…恋とゆうかさ…
結城にコクられた。」



「やっぱりねぇ~」


「やっぱりって気付いてたの?」



「まるわかりよ。
sion様のアドレスのメモ
みた結城。嫉妬しまくりだったわよ。鈍感なんだからウサキは。で?どうするの~?」




「どうするって断るわよ…好きじゃないし、付き合うなんて言えないし。」




「そう。
でも断る理由はまだあるでしょ。ウサキの心の中に
誰かいるんじゃない?」




誰か??



詩音。



はあ?
何で今詩音の顔が浮かんだの?



ナイナイ…


あり得ないでしょ。



史上最強にムカツク
詩音だよ?



「あり得ないよ…」


「とりあえず結城には
きっぱりフッてさっさと
自分の気持ちはっきりさせなさい。」



自分の気持ち…ねえ…。




「青春だねえ~。」



「圭さん!聞いてたの!?」


「聞こえたんだよ。
恋っていいなあ~」




恋…ねえ。。。



「ウサキ!あれ…」


そんな事を考えてたら、
郁の指差した方向に…



「あ…。。」




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