人気歌手とカリスマモデル
どんくらい抱き締められたんだろうか。



「泣き止んだ。ありがとう。」



「あ゛!お前鼻水つけてねえだろうな。この服たけえんだぞ!」




「泣けよって言ったのはそっちじゃん。」



「嘘。少しはすっきりしたろ。」


くしゃっと頭撫でて
優しく笑った詩音。



///ッッ!



な、なな何だよその顔…



「こっちあんまり見るなよ…泣き顔ぐちゃぐちゃなんだから…」


本当はドキドキが止まらないから。



「ブッサイクな顔。
ヤバイよね~その顔。
キスしたくなるよね~」



意味がわからない。


なんでそうなるのよ…



「バカじゃないの?」




「はあ~やっぱりお前ヤバイよ。俺様負けたかもな~」


そう言って、
頭ポリポリかいて
そっぽ向いた。



だから私も湖眺めた。



そういや、此処人いないし
まさに絶景。


落ち着くな~。




癒しだな~



デートみたい。


こんなヤツとデート…





ふッッ




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