Love...Twins
勇羽が自転車にまたがってあたしを待っている。
久しぶりに勇羽の後ろに乗って学校に行く。
あたしはちょっと嬉しかった。

勇羽がいきなり自転車を動かす。

「だ、だから!!」

あたしはまたそう言う。
いつもの朝、、、、

だけど、今日の自転車はちょっと不安な気がする。
自転車がグラグラ揺れて、あたしは振り落とされそうになる。
久しぶりで腕がなまった!?

「ちょっと勇羽、危ないよ!」
「しっかり捕まってないと落とすよ笑?」

あぁ、、、
そういうコトだったの、、、
なんだか素直じゃない勇羽が可愛くなってきて、思わずニヤけてしまう。
あたしは勇羽の腰に腕を回して、抱きつく様にくっついた。

「胸あたってるw」

またもや勇羽が変態発言///
あたしは恥ずかしくなってきて、勇羽の背中を叩いた。

「そういうこと言わないで///変態!」
「だってあたってんだもんww」

学校が近くなってきて、あたしは勇羽から離れた。
バレたりしたら大変なことになる。

でも、自転車から降りた後もしばらくあたしの心臓はうるさかった。


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