冬のカラス
第四章
照彦の参入で中断されていた授業も、ようやく再開した。



とはいっても皆、教科書やノートを机にだしているわけではない。



プリントを順番に朗読しているようだ。



自分の机の中にも同じプリントが入っていることに気付くと、照彦はうんざりした。



今日は一体何をさせられるのやら。
< 25 / 64 >

この作品をシェア

pagetop