-if-*。 もしも僕が、愛していると言えたなら

ナツは、孝一の口調を真似しながら笑って言うと、『ユイたちはコンビニ行きましたよ。…一週間待たずに会っちゃいましたね』と言って微笑むと、俺のことをじっと見つめた。

ナツにじっと見られると…

なんか…こう…どきどき?

「…なんだよ…」

「…いや、なんでもないです」

照れておそらく顔が赤くなっている俺に、ナツは笑いをこらえながら背を向けた。
< 117 / 134 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop